十代目 桂 文治 師匠編 

 


 初代柳家蝠丸師匠のご子息で、「伸治」から名門「文治」を継いだ。

 十代目桂 文治師匠は地ばなしを得意としている。

 「お血脈」「源平盛衰記」などが得意の演目。

 いつも和服姿の粋な師匠である。

 「矢が当たって“やかーーん”」などという「やかん」などは

 文治師匠の独壇場だ。

 「長短」などは先代雷門助六師匠のおはこだけど、文治師匠のものも

 秀逸なのだ。

 文治師匠の「火焔太鼓」を聴いたことがある人は少ないのでは

 ないだろうか(?)

 「火焔太鼓」といえば何と言っても志ん生師匠だろうけど、

 志ん朝師匠や圓蔵師匠も演じている。

 志ん生師匠の工夫を未だ越えていないが、その内、新しいネタで

 聴くことができるに違いない。

 

桂 文治

源平盛衰記

桂 文治

猫と金魚

桂 文治

浮世床

桂 文治

火焔太鼓

桂 文治

お血脈

桂 文治

禁酒番屋

桂 文治

蛙茶番

桂 文治

湯屋番

桂 文治

ラブレター

桂 文治

やかん

桂 文治

あわてもの

桂 文治

二十四考

桂 文治

長短

 

「お血脈」・・・・・・・という噺

 

 地獄と極楽のお話。ご存じ地獄には閻魔大王や赤鬼、青鬼がいるところ。

 だれしも極楽に行きたいのは当たり前。それでは徳を積み、善行を行い

 悪いことはしないかというと、煩悩に悩む人間はそうもいかない。

 そこで悩める衆生を救うべく仏様の有り難き慈悲が下る。

 そこは長野善光寺。行ったことのある人は暗闇の階段を下りていくと金具の

 輪があり、それにさわると極楽往生できるということをご存じだろう。

 当時は「お血脈の印」を押したお札が売られていて、これを有り難く頂くと

 これまた極楽往生できるというわけだ。

 人々は皆これを買い求めた。

 困ったのは地獄の閻魔様。地獄に来るべき人間が皆、このお札のお陰で極楽に

 行ってしまう。これでは地獄の経営が行き詰まると考えた閻魔大王は一計を

 案じた。「お血脈の印」を盗み出そうという訳だ。コピー機などない時代。

 印を盗まれては困るのは当然。

 閻魔大王は盗人の人選を始める。地獄にいるテクニシャンを探す。

 「熊坂長範大太郎」や「ねずみ小僧」、「説教強盗」など有名人はいる。

 その中から選び出されたのが・・「石川五右衛門」

 この人、歌舞伎で見ることができる、あの出で立ちで芝居仕立てで出となる。

 プロ中のプロの「五右衛門」、まんまと印の盗みに成功する。

 やれうれしや、これで閻魔様に届けられるとの安堵から、芝居ゼリフで

 「有りがてえ、かっちけねえ」と印を頂いたのもだから・・そのまま極楽へ

 行っちゃった。・・・・・(*_*) ? \(^o^)/ バイバイ。

 

 五右衛門さん極楽に行ってその後どうだったんだろう。

 想像すると面白い。


ご感想をお聞かせください。
タイトル
お名前(必須)
メールアドレス(必須)
ホームページURL(省略可)
ご感想
このホームページはどうですか?
すごく良い 良い 普通 改善の余地あり 評価できない