桂 文生 師匠編

奇声の持ち主で高調子の高座です。すこし訛りがあるような気が
します、ちょっぴりですが。
席亭は好きな噺家さんなのですよ、実に…・・(^!^)
どこが好きなのかは…・・内緒にしときます。うふふ。
まあ一度聴いてみて下されば解りますよきっと。
下の演題の中で「岸駒の虎」といのがありますが、ご存知でしょうか
珍しい噺ですので、紹介することとします。「がんぐのとら」と
読みます。岸駒は人名です。画家だった人です。それに頼山陽が
でてくるという話です。岸駒は虎を描くのが名人といわれていたので
山陽先生が絵を所望すると1枚100両で2枚描いた。えらく
ふっかけてきた値段だとおもったが、じっと堪えて、なんと2枚の
絵を相撲取りの化粧まわしに使ってしまう。怒ったのは岸駒先生で
報復にと、書家山陽に書を所望する。山陽先生は引き受けて2枚
200両で書いた。書いた内容が「百両」…・・
岸駒先生は先生粛々(ベンセイ粛々)と泣いたという噺。
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桂 文生 |
味噌蔵 |
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桂 文生 |
岸駒の虎 |
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桂 文生 |
佐野山 |
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桂 文生 |
蒟蒻問答 |
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桂 文生 |
人形買い |
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桂 文生 |
一人酒盛 |
「味噌蔵」……………という噺
噺によく出てくる締り屋の話です。噺の中ではケチな人がよくでてきます。
差し障りが無いからだということですね。泥棒もよく出てきますね。
これは客席にいるはずがないからでしょうね。ケチな人が寄席に来るはずも
ないからクレームもこないでしょうね。
ある大店の味噌問屋の噺です。大店もよくでてくる場所ですね、実に。
奉公人は使えるだけこき使うという方針でして。もっとも昔は労働組合も
なかった時代ですから、実際、奉公人は質素な食生活を強いられたらしく
盆と正月しか、ご馳走がでない。そのご馳走も今と比べれば雲泥の差でして
普段は御飯と沢庵ふた切れと薄い味噌汁だけ。具などほとんど入っていない
というしろものです。お椀を覗くと蜆が入っているのが見えたので、やれ
うれしやと思っていると、自分の目が映っていたという笑い話があるそうです。
そんなある晩のこと、旦那が用事で外出という事になる。小僧の定吉を
連れて祝宴の席に出かける。ケチな旦那のこと、ご馳走をたくさんもって
帰ろうと空の重箱をもたせていく始末。
留守中に近所で火事があるといけないから、その時は蔵を店の売り物の味噌で
目塗りするように番頭に言いつけて行った。ケチなくせに味噌で・・と思う
が、そこは抜け目が無い。焼けたら香ばしくなるので、奉公人のおかずに・・
という魂胆なのだ。
さあ、鬼のいぬまの洗濯という事で、店のものは番頭と相談ずくで、宴会の
準備を始める。普段、食べたいと思っているものを各々が注文して、宴会は
始まった。もう久しぶりの酒や肴に、すっかりドンチャン騒ぎとなっている。
刺し身を食べるもの、すしを食べるものや、豆腐の田楽を食べるもの、中には
焼き芋を山のようにして食べるものなどなどなど…・
踊り出すもの、都都逸をうなるもの、近所迷惑を考えず、騒いでいる。
そこに、旦那が早めのご帰還ということになった。
さあ、慌てたのは店の者で、もう隠しようがない。
旦那が烈火のごとく怒ったのは言うまでもない。そこに、間の悪い事に
味噌の焼けた匂いが漂ってきた。実は豆腐の田楽が出来上がってきて届け
られてきたのだが、出かけるときに火事のときは蔵を味噌で目塗りするように
言いつけた旦那は、てっきり蔵に火が入ったと勘違いしてしまうという噺。