笑福亭 福笑 師匠編

 


上方落語。六代目 笑福亭松鶴門下の三番弟子です。三遊亭遊三や三笑亭笑三、と同じの上から読んでも下から

読んでもということですが。少しプロフィールを紹介します。

 

昭和24年大阪生まれ。昭和43年10月 六代目笑福亭松鶴に入門。30代になってから新作を手がける。

その過激さで一部熱狂的な支持を得ている。新作には「瀞満峡」「狼の挽歌」「あげてよかった」「憧れの甲子園」など

傑作が多数。創作落語といった方がいいのかもしれませんが、奇抜なアイデアには驚かせられます。

福笑師匠には独自の世界があります。創作落語をやっているというからには、やはりこの奇抜なものという要素が

重要なのでしょう。

志の輔師匠も創作落語を手がけていますが、独自の世界を持っています。

落語は「人間の業」だと言った立川談志師匠。

福笑師匠の創作落語にも「業」というものをみてとれると思います。

 

上方落語の高座は音曲物も特徴的ですが、大阪のエネルギーを写してか、枝雀師匠のようなエネルギッシュなものが多いです。大阪弁の特性があります。

高座の空間の広さが東京落語とは違っているのと、大阪は漫才が中心であって、あいまに落語がでるという構成だ

という環境の違いが東京とはあります。

 

さて福笑師匠ですが、仲間内では奇人として知られているようです。奇行が多いのだそうですね。

落語家の奇行については、話題に事欠かないようです。

福笑師匠は新作に異才を発揮しております。上方落語で新作というと三枝師匠の功績が燦然と輝いておりますし、

文珍師匠も良作を残しております。

福笑師匠のものでは、「憧れの甲子園」で、甲子園の初戦で敗れた高校の監督が選手の前で冷や酒をあおりつつ

クダを巻く話。笑い上戸に泣き上戸、怒り上戸が交錯する”本音”のブラックユーモアで、古典落語「ひとり酒盛」

「らくだ」などの”酔態の独演”パターンの、今日的傑作と言えます。

「宗教ウオーズ」では、寺と神社のいがみ合いを、町長がとりなそうとしたためにかえってエスカレートする

筒井康隆的ギャグの連射。「そういうことしてるから、統一教会とオウムに足元すくわれるんや!」には

福笑師匠のセンスがよくあらわれております。

「瀞満峡」も、ちょっと過激で不思議な噺でしたが、福笑師匠しか演じられそうにない噺でした。

「アルカリ」や「爆裂研究所」など最近の師匠の大阪での活躍は、爆笑創作落語を抜きにしては語れないでしょう。

「もうひとつの日本」。この一席だけでも師匠の魅力は堪能できることでしょう。

 

 

笑福亭福笑

軒付け

笑福亭福笑

矢橋船(やばせぶね)

笑福亭福笑

あこがれの甲子園

笑福亭福笑

宗教ウオーズ

笑福亭福笑

もう一つの日本

笑福亭福笑

牛ほめ

笑福亭福笑

アルカリ

笑福亭福笑

爆裂研究所

笑福亭福笑

瀞満峡

笑福亭福笑

狼の挽歌

笑福亭福笑

あげてよかった

笑福亭福笑

代書屋

笑福亭福笑

釣道入門

笑福亭福笑

初天神

 



ご感想は、席亭 までメールお待ちしています