四代目 三遊亭 金馬 師匠編

当代金馬師匠の出でございます。三代目の師匠とは違いますので、お間違えのない
ように。師匠は今の世代の方にはご存知ないかもしれませんが、テレビの初期のころ
昭和30年代から40年代にかけてでしょうか、NHKの人気番組に「お笑い三人組」
というのがありまして、長寿番組でした。この三人の中の一人が当時「小金馬」さん、
今の四代目 金馬師匠なのです。あと一人が一龍斎貞鳳、もう一人が江戸屋猫八
師匠ですね。生放送だったのですから、驚きです。人気はすごいものがありました。
高視聴率だったのですよ。楠木とし江さん、千葉信男さん、渡辺篤さん、?とかいう
コーラスグループの方々。カラカラ声のおばあさん役の人。懐かしいですね。
ところで金馬師匠ですが、人柄の良さがにじみ出ているような方です。
三代目のイメージが余りにも強烈ですので損をされているような気がします。
下記にあります「ちぎり伊勢屋」などは出色のできですよ。「子なさせ地蔵」もいいです。
強烈な三代目のイメージにおされることなく新しい金馬を創出しました。
大名跡を継ぐというのはたいへんなものでしょうね、きっと。
潰れてしまった噺家さんもあったのでしょう。
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三遊亭金馬 |
佃祭 |
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三遊亭金馬 |
茶の湯 |
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三遊亭金馬 |
高田の馬場 |
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三遊亭金馬 |
池田大助 |
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三遊亭金馬 |
芝浜 |
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三遊亭金馬 |
子なさせ地蔵 |
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三遊亭金馬 |
ちきり伊勢屋 |
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三遊亭金馬 |
長短 |
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三遊亭金馬 |
禁酒番屋 |
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三遊亭金馬 |
蒟蒻問答 |
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三遊亭金馬 |
王子の狐 |
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三遊亭金馬 |
紺屋高尾 |
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三遊亭金馬 |
ねぎまの殿様 |
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三遊亭金馬 |
阿武松 |
「禁酒番屋」……………………………………・・という噺
お酒呑みの噺です。あるお侍。お酒が滅法好きです。ある時にお酒が元で家臣どおしが
喧嘩沙汰となり、切り殺してしまうという事件が起きた。
大事な家臣を失うことに心配をした殿様が禁酒令を出してしまう。
我慢できないのは家中でも酒豪といわtれたお侍。市中で飲む分には構わないが、
酒呑みはいじがきたない。家に帰っても呑みたいと思うが、禁酒なのでそうもいかない。
でもどうにも我慢できないでいる。そこで酒屋に頼んで家まで届けさせようというわけ。
自分で酒徳利を下げていったのでは出入り口の番屋に見つかってしまうからです。
酒屋になんとか誤魔化して持って来いというわけです。御代は割り高でもよいという
ことで酒屋の連中が一工夫することになった。
対策その一:
酒徳利をカステラの箱に入れて持っていく。
きれいに化粧した箱に入れて持っていった。番屋でチェックされるが、無事にお許しが
でた。安心した店のものがその箱を持ち上げるときにおもわず「どっこいしょ」と言って
しまう。カステラの箱などは軽いものですから不審に思われてばれてしまう。
中身を番屋の役人に取り上げられて万事休す。
店のものは悔しいのでもう一回試みようとする。
対策その二:
酒徳利を使わずに油徳利の中に酒を入れて、油を届にいきますといって番屋を通ろう
てわけだ。
ところが番屋についてみると役人は取り上げた酒を飲んですっかり言い気分になって
いる。二度目に持ってきた物も中身はきっと酒だろうと思う。欲目というやつ。
当然中は酒なのだからまたも失敗。
店のものはもう一度というが二升もただで持ってかれたのだから、番頭さんは躊躇する
が、ここで一計を案じた者だいた。
酒はもう持っていかない。はらいせに、酒徳利の中に小便を入れて小便を届に来た
ということで持っていくという。中を改められても本当のことを言っているのだから…・
咎められまいという魂胆。
対策その三:
小便を徳利に入れて持っていく。
役人たちはもうべろべろになっている。
また何か仕掛けをして酒を持ってきたかと思った。
ところが小便を届にきたというわけだ。小便などを届けさせる者がいるわけなどない。
と不審に思ったが、松の肥やしにするという説明を聞いていったんは納得。
でもそこは卑しい役人。中を改めるといって蓋をあけると泡だったぬるめの液体が。
茶碗についで味見ときた。さすがに呑めたしろものではない。
「これ!町人。これは何だ。」
「小便でございます。」
「何!小便だと」
「はい。ですから先ほどから小便をお届にと申し上げております。」
「うーーーーー。そこな正直者めが……・」
でなわけでして。
寄席の客には侍などいないから、江戸の町人はこの噺を聞きながら普段威張っている
侍を風刺していたのでしょうね。さぞや痛快な思いでいたことでしょう。
あまりできのよくない侍がでてくる落語というと:
「粗忽の使者」「首提灯」「蔵前駕篭」でなところですかな。