四代目 三遊亭 小円遊 師匠編

惜しくも亡くなられてしまった師匠です。「笑点・大喜利」で有名になった
キザを売り物にした師匠でした。「笑点・大喜利」だけがクローズアップ
された師匠のようでしたが、高座では一流の芸を披露しておられた思います。
席亭のライブラリーには、いわゆるお座敷での「バレ噺」をかけているものも
ありまして、落語のジャンルに「バレ噺」というのや「廓噺」というのが
ありますが、女性の方々には少しというか、多いに抵抗があるのでしょうけど
メディアにのらない、放送コードに抵触する噺も多いということでして、でも
落語家さんに、寄席でやってほしい気がしなくはないですね。
でもやはり「お座敷芸」なのでしょう。お座敷遊びが無くなりつつある
現代では難しいのでしょうか。98年2月にて店を閉じてしまった「松葉屋」
さんが最後の・……………………・。
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四代目 三遊亭小円遊 |
崇徳院 |
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四代目 三遊亭小円遊 |
粗忽の使者 |
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四代目 三遊亭小円遊 |
寄合酒 |
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四代目 三遊亭小円遊 |
引越しの夢 |
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四代目 三遊亭小円遊 |
へっつい幽霊 |
「寄合酒」・………………・という噺
暇をもてあましている町内の連中。考える事は酒を飲もうってなことでして、
例によって金はないから、何とか工面をしようと只で酒の肴を手に入れる算段
を考えた。連中を仕切る者はしっかりしているのだが、中には間の抜けたご人
もいるってやつで。
干物屋で店番が目をそらした隙にタラを一本担いで、そのまま行ってしまえば
盗みになるが、そこをこう切り出した。「おいこの肩に担いでいるタラは脇で
20文で買ったんだけど、この店ではいくらい?}
「へい、25文ななります。」「そうかい、そりゃ高いや。また来るよ。」
てんでまんまと干物一匹手に入れるというやつ。なかなかやりますね。
また他の男は原っぱで遊んでいる子供たちと「鬼ごっこ」をする。
子供たちの中に鰹節屋の子がいるのをみて、「おじさんが鬼になるから、角が
いるよなあ。お家に行って鰹節を2本もってきておくれな。角にするから」
と見事2本の鰹節を手に入れ子供たちを思いっきり脅してから、さっさと
鰹節を持ち帰るというやつ。とにかく、色々な手段を尽くして酒の肴を手に
いれるというわけでして。お金がないから知恵でなんとかしようといく輩
ばかりなのがスゴイところ。
でもなかには、面白い男もいまして、折角手に入れた鰹節でだしをとったのは
いいのですが、いわゆるダシガラをつまみにするのかと思っていてスープに
褌をつけて洗ってしまおうという、なんともはや…・(*_*)という次第。
別にオチらしいオチはなくて、地噺というジャンルかもしれません。
この噺の途中に「酢豆腐」の若旦那などが登場すると繋がりますね。
「粗忽の使者」・………………・という噺
この噺も落語ならではでして、粗忽ものは「粗忽長屋」とこの噺が有名ですね。
この噺に現われる人物は武士です。とてつもなく粗忽な武士でして、落語には
武士がよく出てくるのですが、大体が「間の抜けた人物」として描かれており
ます。やはり士農工商で身分の低かった町民には武士を皮肉った噺は受けた
ものと思われます。この噺の主人公の武士は、物忘れが激しく生まれつきの
ようで子供の頃から物忘れをしては親から折かんを受けていたようで、
お尻はつねったあとが、たこのようになっているほどでした。
このご人、上司から他の藩に対して使いの用命を受けた。
早速その藩に出向き、用命を伝えようとするが、いつものように忘れてしまう。
使者に出て用命を失念するなどは切腹ものなのだが、されはそれ武士は、い
みたがいということで、なんとか、助命しようと相手の側が苦心する。
子供頃からお仕置きを受けて忘れていたことを思い出していたこのご人です。
お尻を強くつねってあげれば思い出すに違いないということで、やっては
みるが、尋常な力では効きそうにない。弱り果てていると、その様子を
庭でみていた植木屋の職人が何とかしましょうと申し出た。職人姿では
まずいので、急遽侍の衣装を着せてかのご人のところへ
この職人、手などでやっても効かないと思ったので、道具を使ってひねろうと
やっとこを持ってき。これでお尻をつねったのだから、さすがのご人も
ひとたまりもない。とうとう耐え難い痛みに思い出した。
「うーーん。思い出してござる。」「して使者のご口上は?」
「うん。聞かずにまいった。」
聞かなかったものを思い出せるはずがないですよね。