五街道 雲助 師匠編

林家とか、三遊亭、柳家、古今亭、金原亭などとは異なる高座名です。
しかし、雲助師匠はなかなかの実力派です。下記のリストの中でも伺えるよう
に、人情噺も多く、出演が楽しみですね。すこしドスのきいた声ではあります
が、噺はきちんとしているし、達者な芸風です。メディアではあまり拝見でき
ませんが、チェックをはずせない噺家の一人です。
ところで、師匠の名の“雲助”というのは、駕籠屋さんのことでして、
営業拠点としての店を構えない。いわば”流し“の駕籠屋さんです。
江戸には定駕籠といって店を構えて多くの駕籠屋さんたちが常駐している
駕籠屋商売と、街道に立って、通行人を客として運ぶ人たちもいた。
結構、悪い人達もいて、山の中に連れ込んでは金品を盗むという始末。
うっかり女性などが乗ろうものなら、なにをされるか解らないという連中
がいた。それにしても一人を運ぶのに、2人ないしは3人で担ぐという
効率の悪い乗り物でした。
駕籠屋さんがでてくる噺とえば、「住吉駕籠」「蔵前駕籠」「蜘蛛駕籠」
などであろうか。
五街道というのは確か「東海道」「甲州街道」「中山道」「日光街道」
「奥州街道」だと思うが、それぞれ江戸との境に遊び場所があった。
東海道では品川宿、甲州街道では内藤新宿(今の新宿)、中山道では板橋
奥州街道では千住があり、四宿と呼ばれていた。
噺の題材として取り上げられるのが多いのは品川宿で、「居残り佐平次」
「品川心中」などが、内藤新宿では「文違い」がある。
板橋、千住はあると思いますが知りません。
吉原は別格として賑わったようです。
話は横にそれてしまいましたが、雲助師匠には頑張ってもらいたいと思います。
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五街道雲助 |
淀五郎 |
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五街道雲助 |
夏どろ |
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五街道雲助 |
中村仲蔵 |
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五街道雲助 |
明烏 |
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五街道雲助 |
つづら |
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五街道雲助 |
二番煎じ |
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五街道雲助 |
夢金 |
「明烏」…………・・という噺
ご存知文楽師匠のおはこです。師匠存命中は、他の人が高座にかけなかった
ということで、名演でした。それ以来、「明烏」は文楽師匠の型でやられる
ことが多くなりました。今の噺家でいいなと思うのは小三治師匠の高座で
しょうか。
この噺の頂点は、やはり、花魁にふられた男が朝早く起きて花魁の部屋で
甘納豆をつまむところでしょうか。文楽師匠は豆を食べる芸が最高で、
「馬のす」という噺では枝豆を食べる描写があるが、これも絶品でした。
それにしても大店の若旦那というのは大抵が道楽者で登場するが、「明烏」
の若旦那は生真面目者でした。珍しいですね。
それにしても、江戸の吉原はどんな賑わいをみせていたのでしょうか。
「二階ぞめき」ではありませんが、そっくりセットで再現したい気がします。
「角海老」や「大文字」などの大見世などはどのようなものだったのかな。
映画の「吉原炎上」や「写楽」のセットのような感じでしょうか?
八代目柳枝師匠の高座を聴いていると実に粋ですね。江戸の粋は吉原から
でな具合でしょうか。
この若旦那はハンサムで、すっかり花魁に好かれてしまう。次の間付きとい
う良い部屋に通されて一晩中、懇切丁寧な持て成しを受けた。いわゆる
「大もて」というやつで。若旦那はすっかり味をしめてしまいそうな雰囲気。
多分、推察するにこの若旦那も例のごとく放蕩三昧の遊び人になってしまう
のでしょう。末は「船徳」「湯屋番」てとこか。
ふられて帰る仲間の者に「大門で止められらあ。」というオチは、やはり
この若旦那が「居残りさん」になる行く末を暗示しているのではないかな。