「浪曲師 国本 武春」 編

浪曲というと現代では若者離れしている芸域の一つでしょう。昭和30年代以前はラジオでは人気NO1
でした。各地を浪曲師一行がまわって高座を賑わせたようです。客席は超満員でしたようで……・
広沢虎造、春日井井梅鶯、天中軒雲右衛門、玉川勝太郎、寿々木米若……名人も多かった。時代です。
そんな中で現代にすい星のように現われたのが国本 武春さんとなる。最小の出会いはTVでして、
「三味線ロック」などと題してエレキギターをもって登場してね、シンセなども使っていたから…・?
てな感じでした。昔ながらの浪曲芸をただぶちこわしにきたのかな…・なんて思えたものです。
でも違っておりましたね。新進気鋭の浪曲家が現れたという気がしています。
三味線だけでは浪曲は成り立ちにくい時代には彼のようなスタイルが適しているのでしょうね.
故三波春夫さんが「歌謡浪曲」というものをヒットさせた時のようにセンセイショナルなものを呼び起こすのでは
ないでしょうか。
浪曲の実力は十分に身についておきながら、現代を取り込んでいるのでしょう。
特に今年は忠臣蔵100年記念ですので、持ちネタの「忠臣蔵」をやる機会が多くなっているようです。
あのメロディーは耳に残りますよ。若者の世代にも受け入れやすいのではないでしょうか。
それならず、オリジナルな浪曲に親しんだ世代にも楽しんでもらえるでしょう。
そして、国本 武春流の「佐渡情話」や「次郎長」なども聞きたいですね。やっているのかもしれないな。