横浜にぎわい座 2005年正月興業

元旦と2日にお邪魔してみました。3日も行きたかったのですが、なにしろ志の輔公演ですから満席でギブアップ。
元旦は好楽とその弟子たちが出演していまして、息子の王楽さんも出ていました。通常なら親父の好楽師匠に入門
するのでしょうが、なんと円楽師匠に入門した。従って好楽師匠は兄弟子ということになります。おやじのことを
「あにさん」と呼ぶ心境はどうなのでしょうか。
王楽さんは二つ目、なのに近々独演会を開くという。実に不可思議なことですね。昨今、落語家も世襲になったらしく
親の七光りがものをいう時代になりました。
他には好太郎、好二郎、楽麻呂さん。
立川流からは、ぜん馬、談幸さんがでていまして、漫才が昭和のいる・こいるで場内爆笑でした。
トリは好楽師匠ですが、ネタは「目薬」です。トリネタではないのですねぇ。小朝師匠が高座にかけられますが。
バレ噺ですし、元旦のトリがこれではいかがなものかと思いました。
最後には大喜利などで幕となりました。
二日は鳳楽・楽太郎師匠です。
この他には五九楽、道楽、円之助、花楽京です。
七代目 円生を襲名する鳳楽師匠はさすがに芸の違いを感じました。古典にも独自の工夫を入れて楽しませて
くれました。仲入り前が鳳楽師匠、トリが楽太郎師匠となったのですが、順序が逆のような気がしました。
楽太郎師匠は「薮入り」をやりまして、この噺はどうしても三代目 三遊亭金馬師匠のものが頭の中にあって
ある意味では型が決まっているような噺です。時節的にはピッタリなのですが。
この噺の見せ場は、朝早く帰ってくる子供を夜中じゅう今か今かと待っている父親の描き方でしょうか。この部分は
現代でも同じですよ。子供帰りを待つ親の気持ちは古今変わりません。
それと、子供が居ないうちにそっと財布を覗き込む母親ですね。
この二人の人物像を三代目 三遊亭金馬師匠とは違う型でできたなら素晴らしいと思います。
大入り袋を貰って座を出ました。