三遊亭 楽太郎 師匠編

円楽師匠門下の若手のホープ、というよりは中堅の域に達している師匠です。
その実力は十分評価されておりまして下記のように文楽師匠のモチネタである
「船徳」や「明烏」などはいいできですね。「馬のす」などもありまして
文楽師匠を追いかけているような気がしますね。
円楽師匠門下には、総領弟子の七代目 三遊亭円生師匠(旧鳳楽師匠)、
好楽師匠がおりまして、円生師匠の噺はもっと聴きたいと思っております。
楽太郎師匠はやはり古典の中に独自のくすぐりを入れたりして、かなり
成功されているのではないでしょうか。楽太郎師匠は博士号をもっていたりして現代に
生きる噺家らしく、色々な領域に挑戦されておられます。
円楽党ではないですが円窓師匠といういい先輩がいらっしゃいますので、環境は抜群ですよ。
楽太郎師匠にはやはり大店の若旦那がでてくる噺がいいですね。
様子からして若旦那そのものですもの。
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三遊亭楽太郎 |
船徳 |
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遊亭楽太郎 |
お化け長屋 |
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遊亭楽太郎 |
船徳 |
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遊亭楽太郎 |
寿限無 |
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遊亭楽太郎 |
紀州 |
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遊亭楽太郎 |
猫の皿 |
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遊亭楽太郎 |
短命 |
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遊亭楽太郎 |
禁酒番屋 |
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遊亭楽太郎 |
淀五郎 |
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三遊亭楽太郎 |
馬のす |
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三遊亭楽太郎 |
明烏 |
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三遊亭楽太郎 |
浮世床 |
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三遊亭楽太郎 |
フルムーン |
「馬のす」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・という噺
文楽師匠が高座にかける時間が短いときによくやられた演目です。
釣りをなされる方はご存知かとおもいますが、「テングス」というものの
材料には馬の尻尾の毛が最適なのだそうです。
そんなこんなで、長屋住まいの男で釣り好きのこと、準備をしていると
「テングス」がダメになっているのに気付いた。くしくも釣りに出かける
直前の事で、よわっていると通りがかった馬子さんが家の前に馬をつないで
用足しにいってしまう。近所の子供たちはもの珍しさに寄ってくるが、こわい
ので近寄れないで居る。この男、おあつらえだということで、馬の尻尾の毛を
一本失敬してしまう。
ところがこの話を聞きつけた近所の男が一計を案じる。
「おい、おまえは馬の尻尾の毛を抜いたんだってな。尻尾の毛を抜くと
どうなるか知ってるのか?」「どうなるんだい。ええ?」
「へえ、知らねえのか。素人は恐いねえ。」
「いやだねえ。気味悪いよ。馬の尻尾を抜くとどうなるんだい。」
「恐ろしくて。身の毛がよだつねえ。ほんとに。」
「もったいぶらずに、教えておくれな。」
「只じゃ教えられないやね。一杯飲ましておくれよ。」
「おい、やな野郎じゃないか。うん、しょうがねえなあ。一本だけだよ」
「ほいきた。ありがてえ。ご馳走になろうじゃねえか。」
「こいつはなあ。灘の生一本てんだ。よく味わって飲むんだぜ。」
「じゃ早速一杯きゅーーーと…・こいつはいい酒だあ。つまみに枝豆とは
豪儀なもんだ。」
「おい、一杯飲ませたんだから教えておくれよ。」
「そんなにあわてるないってんだ。まだ酒も残ってるし枝豆だって。」
馬の尻尾を抜くなんてなあ。恐ろしい事をなあ。ほんとに。」
「早く飲んじゃってくれよ。ほらしゃくをしてやるからよ。」
この男、もったいぶっては話をはぐらかして、とうとう酒とつまみを全部
たいらげてしまう。
「はあ。うまかったねえ。約束どおり教えてやるからよおく耳の穴を
かっぽじってきくんだぜ」
「うん、それでどうなるんだよ・」
「馬の尻尾を抜くとなあ。はああ…・・馬が痛がるんだ。」
この男、まんまと酒肴をせしめたという噺でした。