四代目 春風亭 柳好 師匠編

春風亭柳好師匠というと三代目が余りにも有名ですが、四代目の師匠は席亭も
“間に合った”師匠で御座います。といっても出会いはTVの初期の時代でして、
「お笑いタッグマッチ」という番組がありまして、柳昇師匠、小円馬師匠、伸治(現:文治)
師匠、小せん師匠など当時の若手真打連中が出ておりました。いわゆる大喜利でして
柳昇師匠などはトロンボーンを吹いていた記憶があります。
“歌うような口調”でした三代目と違いまして、ボソボソとした感じの口調でしたが、
「お見立て」などには独自の工夫などもありまして、ファンは多かったと思います。
野球の好きな師匠だったと聞いております。特に大洋ホエールズのファンで、今では
横浜ベイスターズファンということになるのでしょうか。
今は使われ無くなってしまった「川崎球場」によく通われていたということです。
2000年5月には五代目 春風亭柳好師匠が誕生いたします。どんな芸風の柳好
師匠になられるのか楽しみですね。
| 四代目 春風亭柳好 |
お見立て |
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四代目 春風亭柳好 |
相撲風景 |
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四代目 春風亭柳好 |
禁酒番屋 |
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四代目 春風亭柳好 |
二十四考 |
「お見立て」…………………・という噺
郭のお話です。お女郎さんとそこに通う男達のよくあるエピソードなのでしょうね。
「文違い」という噺があります。新宿三丁目のあたりにあった遊郭でおきた実話だという
ことですが、これも男と女の騙しあいの噺です。二つの噺に共通して出てくるのが田舎
の方でして方言まるだしで、もててていないのにもててちると一人合点してね。
お女郎さんが本当に惚れているのは自分だと思いこんでいる。
お女郎さんのほうはお金だけが目当てなのですから、口先だけであしらっている。
そんなある日、お女郎さんのところに上がった。適当に部屋に通しておいて相手を
しない。痺れを切らせて催促をする。困ったお女郎さんは店の若い者に頼んで病気か
何かで死んだということにしてお帰り願おうという策を講じた。
これを聞いてね。何で葬式のときに呼んでくれなかったのかとごねたりするがあとの
祭りでして、しょうがないのでお墓参りに行きたいと言う。困ったのは若い者でして
墓などあるはずも無く、場所もうっかりと山谷などといってしまったために、案内せよ
ということになる。
お寺に連れていって、適当に墓を選ぶと、その墓は兵隊さんの墓だったり、子供の墓
だったりする。
「おい、お女郎さんの墓はいったいどれなんだい?」
「はい。どうぞお好きなものをお見立てを」………でオチ。
「文違い」などという噺は、花魁が男からお金を巻き上げて、真に好いている他の男に
目の治療代ということで渡す。ところがその男。目など患っておらず、他の女のところ
に行ってしまう。噺はここまでなのだが、恐らくその男もお金を女に入れ揚げてしまう
のだろうなと気がしている。騙し騙されが巡りめぐっている。よくできた噺です。実話に
してはね。