春風亭 柳昇 師匠編

新作落語の大御所。若手の春風亭昇太の師匠である。軍隊ラッパの
名手。トロンボーンなどもやる。カラオケもこなし歌もうまい。
川柳も一流。多芸多才の芸達者。とぼけた味がたまらない。
枕に「春風亭柳昇といえば・・・私一人でして」・・という
お馴染みの出である。
お年のせいか呂律がまわらない場面があるが、それもまた味と
なっている。
トロンボーンや軍隊ラッパなどもこなすし、カラオケもうまい。
「カラオケ病院」などという新作もあるくらいです。
「滝口入道」という噺は珍しいかもしれない。ご存じの方は
いらっしゃるかなあ。初めて恋した女に情が通じず出家した昔の
武士の話で、円歌師匠の「西行」などがこれと同じストーリ。
昔の人は生一本だったのですね。女にふられたくらいで出家する
なんて。今こんなことしたら坊さんだらけになってしまう。
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春風亭柳昇 |
滝口入道 |
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春風亭柳昇 |
日照権 |
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春風亭柳昇 |
雑俳 |
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春風亭柳昇 |
カラオケ病院 |
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春風亭柳昇 |
免許証 |
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春風亭柳昇 |
里帰り |
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春風亭柳昇 |
結婚式風景 |
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春風亭柳昇 |
扇風機 |
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春風亭柳昇 |
柳昇式忠臣蔵 |
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春風亭柳昇 |
課長の家 |
「里帰り」・・・・・・・・・・・という噺
新作である。大事な娘を嫁がせた親と娘のストーリーである。
嫁いだ娘は「嫁ち姑」の仲で悩み」里に帰ってくる。よくあるパターン。
このような場合、女親は普通、娘をかばう。「そうよねえ。あんな姑ですもの。
あんたが嫌になって当然よ。今思えばお見合の時から嫌な感じがしてたわよ」
などと言う。結納の時はあれほど喜んでいたのに・・・ね。
まあ自分も経験があるからだろうか。女の気持ちは女しか解らないという・・
ところが、男親は違う。これも普通は毅然とした態度をとるもの。
「娘や、おまえの家はもうここじゃないんだよ。姑が憎かろうが、帰るしか
ないんだよ。早く帰りなさい。」・・・心とは裏腹に言うものである。
とはいえ、そうそう帰る気にはならない娘に対しこう言う。
「おまえがそんなに姑が憎いなら、いっそこれを飲ませて殺してしまえば
どうだい。この薬は青酸カリだよ。でもな、おまえと姑の仲が悪いというのは、
近所の人は皆知っているんだろ。今殺せば直ぐに嫁が殺したんだと思われる
からだめだよ。近所の人に仲がよくなったねえと言われるように頑張りなさい。
それから、この薬で殺せば世間も疑わないよ。」と言う。
その気になった娘、それから一年の間、姑に尽くす。最初は見せかけだったが、
一年もすると、すっかりお互いに気心の知れる仲になっていた。
所詮他人よと思って接しているのと、見せかけでも親身になって接しているのと
では違ってくる。姑の気持ちも段々変化してきたわけだ。
その娘、一年ぶりに里帰りした。親は近況を聞く。
「おまえまだ、姑にいじめられてるのかい。」と母親。
「うんん。もうすっかり仲がよくなっちゃって。近所の奥さんたちにも
うらやましがられるくらいなのよ。」と娘。すっかり状況は変化している。
驚く母親。父親は娘にこう諭す。
「そうかい良かったね。おまえはお父さんの言うことを信じてはじめは本当に
姑を殺そうと思って一生懸命尽くすふりをしたはずだよ。でもな。姑さんは
そんなおまえをかわいくなって心を許したんだよ。おまえも段々殺そうなんて
思わなくなってきたはずだよ。」
「まあ、そのとおりよ」と娘。「それじゃこの薬は本当に青酸カリだったの?」
「そんなはずないじゃないか。そんなことをしたら娘を人殺しにすることになる
からな。どこの親が娘を人殺しにしたいと思うかい。」
これを聞いた娘は親のありがたさをしみじみと感じていた。・・という噺。
新作の中の人情噺でした。男親とはこうあらねばと思いますね。
「落語って本当にいいものですね!」・・誰かのフレーズか?・・(.^!^.)