桂 右団治 師匠編

落語芸術協会初の女性真打です。最近、お披露目を行いました。女性が高座に上がるのは珍しいわけでは
ありません。三味線漫談や新内や都都逸などを聞かせてくれるもの、漫才コンビ、奇術、トリオものなどなど
多いのですが、落語となると少ないです。講談では女流、浪曲でも女流はあるのに、女流噺家とは余り
言いませんよね。
まして「桂 右団治」でしょう。「桂 春団治師匠」とは一字違いですし、「桂 左団治師匠」などの名人もいる。
大名跡を継いだような気がしますが、過去に右団治師匠と方が居られたかは知りません。何かお知り
でしたら教えてください。
右団治師匠はボーイッシュな感じのお顔をされておりまして、うっかりすると女性とはわからないかもしれ
ません。(ちょっと失礼かな) でも可愛らしい人ですよ。こざっぱろしていると言ったほうが良いかもしれ
ません。
落語は男性の視点で書かれて居りますので、女性の口調には合いません。題材がまた男性向き。女性が
高座にかけていい落語は一つも無いといっていいでしょう。郭噺などは最たるものでして、女性ではやりにくい
真打になった以上は人情噺をやれる程度の実力をしめしたいでしょうが、題材がないのです。
右団治師匠には苦難の日々が続くことでしょう。でも、こんなことは予め解っていることですから、何か工夫が
あるのだと思います。
ですkら楽しみな噺家さんですよ。どんな工夫を見せてくれるのか。女性ならではあっというような展開を
見せてくれるかもしれないのです。あまた男性の噺家ができなかった古典の枠を乗り越えた工夫を示して
くれるのではないかという大いなる期待があります。
「文違い」や「三枚起請」などは女郎さんが主人公です。この噺を女性からみて、どういう見方ができるの
でしょう。
「芝浜」の女房からみて、旦那はどう映るのでしょうか。これは談志師匠が答えをだしてくれましたがね。
「宮戸川」を隣の娘からみてやったらどうなるのか。考えるとワクワクしますよ。古典がまだ生きていると
思えるような落語をつくってください。面白いものができることでしょうね。