アルバム「十二月の午後、河原で僕は夏の風景を思い出していた」を語る

 


 原始の地球へ


吉良さんのインストルメンタルアルバムでザバダック初のもの。

冒頭で吉良さんは、聞き手の想像力に任せられるインストルメンタルの

良さを語っている。

寒風の吹きつける冬の午後の河原、草は枯れて水量も少ない。人影も無く

聞こえるのは川の水音と風の音。過ぎ去りし時間が川のように流れ去って

いく。過去の時間は止まったままではない。今、過ぎ行く時間と同様に

流れ去ってしまうもののようだ。脳裏に留め得るものは、ほんの一瞬の過去。

そんな過去の断片が、とぎれとぎれにつながって人の過去は出来上がっている

ようだ。

吉良さんの中の原風景はジュラ紀・白亜紀あたりの原始林と地球の大気

にあるのではないだろうか。

その頃の地球環境への回帰願望があるように思える。


十二月の午後、河原で僕は夏の風景を思い出していた KIMELLA
十二月の午後、河原で僕は夏の風景を思い出していた
光の王国


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