アルバム「遠い音楽」を語る

私たちの日常から、ふと遠い記憶(音楽)を思い出させるザバダックの
音楽。
初めてこのアルバムを手にして、いきなり「満ち潮の夜」を聴いた。
その時から「ザバダック」に魅せられてしまう。
彼らはアイルランドの音楽をバックグラウンドにしているそうだ。
でもそれは後から知ったことで、私が予備知識なしにザバダックに出合ったとき
感じたのはアンデスであった。そう思い込んでいた。
インディオの文化は「日本人のルーツ」とか。私たちの民族の血の中に
遠い記憶が流れている。多分DNAの中の遺伝子に痕跡があるのだろう。
そして追い打ちをかけるように「遠い音楽」「二月の丘」「豊饒の雨」と
続いた。ザバダックの代表曲に「遠い音楽」をあげる人は多いそうだ。
「土に生きる暮らし」=「自然との融和。自然への畏敬」=「生命への歓喜」
上野さんの声が実に美しく響きをなす。
| 遠い音楽 | 満ち潮の夜 |
| 夢を見る方法 | |
| 遠い音楽 | |
| 二月の丘 | |
| 愛は静かな場所へ降りてくる | |
| 生まれた町へ | |
| sarah | |
| Around the secret | |
| とぎれとぎれのSilent Night | |
| HARVEST RAIN(豊穣の雨) |
スラーズ・マリーツア その言葉 口ずさんだら
スラーズ・マリーツア ほら空に 月がはじけた
メロディーを思い浮かべておられる方も多いだろう。「遠い音楽」もそうだが
メロディーラインがきっちり入ってくる。「harvest rain」もそうだ。
「遠い音楽」
バイオスフィア・・・・五十億のコーラス
低音部アレンジの響きが実にいい。この歌はライブバージョンが別の
CDに収録されている。アコースティックギターだけの伴奏で、
こちらもすばらしい。
「二月の丘」
時の止まるそこは きっと夢の戻り道 二月の丘
ティールナ・ヌオーグ
「愛は静かな場所へ降りてくる」
上野さん作曲の歌だ。
翼休める 高い木も どこかえ消えた その日から
誰かにとって 始まりになるなら その時に 何を見る
荘厳さを漂わすバック。単調に流れるメロディー。澄んだ声。
愛はいつも 静かな場所へ降りてくる 神々と もうひとつの
約束をする日
もうひとつの約束とは・・・・
「生まれた街」
ボブ・デュランの歌を思い出した。
フォークぽいメロディーのような。
吉良さんの曲らしさが・・・
「sarah」
sarah 今も空のどこか 風と話し 僕を見てる
子守歌だと感じた。母の腕の中にいる・・・
「around the secret」
まわれまわれ 星達のように まわれまわれよ 時計回りに
アンデスの農村のお祭りを思い浮かべる。
この曲を聴くと浮き浮きしてくる。
「とぎれとぎれのsilent night」
吉良さんの叫びが聞こえる。「生まれた街」のそうだが、
メッセージソングが多い。
激情・クリスマスは神聖でなければ・・・
「豊饒の雨」・・harvest rain
南の風が谷を越えて吹いたら 女はまた今年も 種を蒔くだろう
明日目覚めた命にも 同じ岸辺を つくるように 緑の中で さざめいた
娘の歌が 絶えぬよう
いつが大地を 駆けめぐり 同じ谷へと 降りてくる
季節の吐息 刻み込む いのちの縁を 癒すもの
空から海へ 続く川
土から種を めぐるもの
いきづくものへ 続く川
実りの歌を つくるもの
輪廻転生なんていうと、おおげさかな。なんかこの歌は奥が深い。
「遠い音楽」が代表作という評判もあるが、この歌も同等かも。
いや、こちらの方がとおっしゃられる方々もきっと・・・
いろいろな意味でアルバム「遠い音楽」はザバダックの代表作といって良い。