SCSIボードの種類


現在市場の主流は、SCSI3と呼ばれるものです。SCSI3は3種類あって、詳細は下の表に示しておきます。ただ現状は50pin(FAST or ULTRA)が主流です。
マザーボードのバスがPCIバス主流の現状を考えると、現時点で購入すべきSCSIボードは2品種に絞られます。
もちろん金に糸目をつけない方はULTRA WIDEをどうぞ。

1) ADAPTEC社製 AHA-2940U : 業界標準で、これさえ買っておけばとりあえず安心です。Windows95やNTは自動認識してくれますし、SCSI機器(HDD,Scaner,etc)を開発しているメーカーはこのAHA2940で動作試験をしていますから、動かないということはほとんどありません。欠点は高価(バルクで2万、日本語説明書付なら4万弱)なこと。

2) Tekram社製
DC-390 : 秋葉で7800円から1万円程度で売られています。もちろんWin95で使えます。ハードディスクだけ接続するならこれがベストでしょう。


SCSIの規格

なまえ

特徴

SCSI2 または FAST-SCSI

ふつうは、スカジーと言ったらこれのこと。50pinの平行ケーブルを使って接続する。データ転送は8bit幅、転送速度は最高10Mbyte/秒

ULTRA SCSI3

通称ウルトラ、データ転送は8bit幅、転送速度は最高20Mbyte/秒。よーするにSCSI2を2倍高速にしたのね。50pinの平行ケーブルを使用。

WIDE SCSI3

通称ワイド、データ転送は16bit幅、転送速度は最高20Mbyte/秒。よーするにSCSI2のデータ転送量を2倍にしたのね。68pinの平行ケーブルを使用する。

ULTRA WIDE SCSI3

通称ウルトラワイド、データ転送は16bit幅、転送速度は最高40Mbyte/秒。よーするにSCSI2のデータ転送量を2倍、転送速度も2倍にしたのね。68pinの平行ケーブルを使用する。


問題発生?

不安定

けっこう問題になるのが、この不安定、という現象ですね。具体的には

CD-ROMを読みにいったままアクセスランプが点滅を繰り返して凍る。
スキャナーが途中で止まる。HDDを認識するときとしないときがある。と言った現象が発生します。


解決策は、

といったところでしょうか。 _